こんにちは。YSKです。
チームセレクションの下調べ始めてますか?ご両親も緊張するのではと思います。
早いところは夏には始まっていますので今のうちから調べてみてください。
「うちの子にはまだ早い」と思っているパパさん・ママさん、ちょっとお待ちください。
5年生以下のお子さんにほど知っておいて欲しい内容もあります。
今回は色々と調べた内容はもちろん、色々なコーチ達に直接聞きいたポイントをご紹介します。
セレクションの種類
セレクションといっても1つではありません。大きく2種類あります。
今回はそのうちの「チームセレクション」に焦点を当てた内容です。
チームセレクション
入団試験のようなセレクションです。入りたいチームが強ければ強いほど難易度が高くなります。
最近傾向が強くなってきているのはただ上手い子を選ぶのではなく
チームに合っている子を選ぶチームが増えているそうです。
セレクション時は微妙でも伸びしろに期待して合格にするパターンもあります。
特に小学生チームの場合は6年間ありますのでこの傾向が強いそうです。
コーチのお話では昔は上手い子。ちょっと昔は上手くて早い子。最近では大きくて早くて上手い子。ではないと強豪チームには入れないらしいです。
トレセンに参加するためのセレクション
地区や市、都道府県などで個人強化のために開催される
「トレーニングセンター制度」に参加する選手を見つけるセレクションです。
こちらはチームセレクションとは違い、目的が個人の強化です。
その場での技術力優先で判断されるそうです。
1番大事なこと
さて本題です。最初に1番大切なことを。
色々な意見を聞きましたが共通しているのが目立つこと。分かりやすいですよね。
目立たなければまず話になりませんものね。ただ気をつけて欲しいのが目立ち方です。
対策は嫌われている?
皆さんは「セレクション対策」というものを聞いたことがありますか?
「こんな子が受かってるね」というものをスクールのコーチ達も研究し共有しています。それを教えているスクールも多いらしく、一時期はかなり有効な手段だったそうです。
ドリブルだ!ボールは離すな!とにかく目立て!という子がそれですね。
今はこれ嫌われているらしいです。正確にはうんざりされていると…。
そもそもプロの選手で必要なシーンでパスを出さない選手がいるでしょうか?
パスを出さない子はサッカーを知らない子というイメージを持たれてマイナスになってしまうそうです。
この対策は嫌われているということですが、一時期かなり有効だったことから、今でも有効なチームもありそうですよね…難しい。
目立とうとプレーしている子は受からない?
まず目立たなければいけないのに、目立とうとしてはダメって…。どういうこと??
どーすればいいんでしょうか?
これは「自分をアピールするためのプレーは不要」
「チームが勝つ事に繋がるプレーをする子が好ましい」ということらしいです。
さらに、コーチの目、グランドの外で見ている親御さんの目を気にしている子はダメってことらしいです。コートの外ではなくコートの中に集中してプレー出来ている子が良いってことですね。
見てもらいたいというプレーをするのではなく、
その場にあった自分がするべきプレーをする。
子供たちの審査をしているコーチ陣からすると「目立とうとしてプレーしている子はバレバレ」らしいので気を付けたいですね。コーチ陣なかなかやりますね(笑)。「絶対受かりたい!!」と思えば思うほど、「目立ってやる!!」って気持ちになるのは普通だと思いますが…(笑)
受かるためのポイント
最初に覚えておいて欲しいのが「足元の技術がしっかりしていること」です。
これは納得ですよね。基本技術は最低限身に付けて来てほしいということですね。
その他、共通して多く言われているの内容をご紹介します。
コミュニケーションがしっかり取れる子
挨拶は当たり前ですが、サッカーはチームスポーツです。
たとえ即席のチームメイトでもしっかりとコミュニケーションが取れることが大事です。
自分から話せるだけでなく、相手の話をしっかり聞けるかも大事らしいです。コーチが話している時に「話を聞かない子で下を向いちゃってる子」たまに見かけますよね。目立つらしいです。そんな子は残念ながら不合格濃厚らしいです。勿体ないですね。
サッカー知識を持っている子
最近ではボールテクニックだけでなく、
ボールを持っていない時にどれだけチームのために動けるかなど、
サッカーで勝ちに繋がる知識が重要視されるそうです。
自分が目立つためのプレーをし、苦しくなって来てからようやく「助けて…」とばかりに苦しまぎれのパスを出す子は要注意です。皆さんが思っている以上に評価が低いらしいです。「サッカーの知識がないんだろうなぁ」「好きにプレーしているんだろうなぁ」と見られるようです。
チームを勝たせるプレーができる子
内容的には「サッカー知識を持っている子」と同じになりそうですが、
攻撃ではチームが勝つために得点に貢献するための囮になる動きも大事だそうです。
守備の場合は「抜かれても良いからすぐに奪い返しに行く」という積極性がポイントになります。
「抜かれるのが怖いから」「ミスを見られたくないから」「攻撃でアピールしたいから」と、
積極的な守備ができない子は大きなマイナスになるそうです。
実際にコーチ達から聞いた言葉
私が実際にコーチ達から聞いた言葉をいくつかご紹介します。本当にチームごとにそれぞれです。
実際に選手を選ぶ立場のコーチのお話とそのコーチとお話されたチームコーチのお話です。
「本当に上手い子はアップの時から分かります。アップやゲーム前の練習である程度は目をつけています。ただ、練習は上手くてもゲームになると動けなくなる子もいるのでその辺は注意してます。」
こちらは地域トレセンのコーチのお言葉になりますが、息子がトレセンに受かった後に直接コーチから伺ったお話しです。ゲーム以外でもしっかりとコーチ達は見ているんですね。チームセレクションでもこの辺は一緒だと思います。
「うちを受けに来る子は大抵基礎は出来ていますので、今年は身長の高い子から優先的に選んでいきます。」
こちらはある強豪チームのコーチから息子のチームのコーチが教えて貰ったお話です。こっそりと教えてくれたのであまりお話しない内容なのかも知れません。息子は受けるつもりがなかったのですが「身長か…どうしようもないじゃん…」と思ったのを覚えています。
「やっぱり上手い子はどこか余裕がありますよね。余裕のある子は周りを良く見れる。ですから顔を上げてる時間の長い子は余裕を感じて上手いなって思ってしまいます。」
こちらは息子が受けて落ちたチームのコーチがセレクションの帰りにお話してくれた内容です。「受ける前にしりたかった…。」と思いながらも納得したお言葉でした。
「この年代で技術をしっかり練習出来ている子はこれからも練習を続けられる子だと思いますので技術を優先的に見ますがプレースタイルがうちのチームに合っているかも重要視しています。」
こちらも息子が受けて落ちたチームのコーチがセレクション最初に保護者に向けてお話してくれた内容です。先輩方の練習も同時に行われていたのですが、第一印象が「まとまりのあるチーム」でしたので「なるほどなぁ」と思ったのを覚えています。
「最低限の技術は必要ですが自信を持って伸び伸びと楽しそうにプレーしている子に目が行きますね。緊張のせいか足の止まっている子は逆の意味で目が行ってしまいます。」
こちらは現在息子がお世話になっているチームのコーチのお言葉です。セレクションの最中にコーチから直接聞いた内容です。息子は内定をもらっていたために少しコーチとお話する機会がありました。実際にセレクション中に選手を選ぶコーチと話しが出来るという貴重な体験をさせて頂きました。
おすすめポイント
「まず目立たなければいけないのに、目立とうとしてはダメ?」
「じゃあどうすれば良いの…?」ってなりそうですね(笑)。
まとめてみると、
答えは心に余裕を持ってチームが勝つために真剣にプレーする。
普段チームでやっているようにプレーしていても「他の子より上手い!」と注目を集められれば選ばれる。言葉にすればこれだけなのですが…これは難しいですね…。
ちょっと難しそうという方に、チームに貢献しながら目立てるプレーをご紹介しますので参考にしてみてください。
パス&ゴー
こちらは受かる子のポイントとして紹介されていることも多いです。ワンツーでも構いません。
「パスを出したらそれで終わり」はダメです。パスを出したら必ず貰いに走る。
とても基本的ですが大事なプレーですし、リターンのパスが来なくても問題ありません。走るだけでも囮としてチームに貢献出来ます。パスを出しながら走り出せれば「動きの良い選手」として目立ちます。逆にパスを出して終わりの選手は悪目立ちすると思います。
インターセプト
次にインターセプトを狙ってみてください。
チームの勝利に貢献する大事なプレーです。
その瞬間はその子が主役です。
失敗したら大変なので、まず周りのことなんか気にせずそれに集中しないといけません。
目立とうという意識ではなく奪ってやるという純粋な気持ちでプレーすることになります。ボールを狙っている間はポジション取りのために細かく足を動かすことになります。真剣に守備をしている印象を与えます。さらにインターセプトした選手って「あの子素早いな!」って見えませんか?こちらも「動きの良い選手」として目立てると思います。
実際に息子は効果があったようです。セレクション後に「インターセプトの確率高いね!狙ってるの?」と声をかけられたこともありました。やはりいい評価に繋がるのかも知れませんね。
コーチング
声を出すですね。
「お前の選んだのは声出しが理由だ。」というのをリアルで何度か聞いたことがあります。
けれど注意が必要です。「セレクション対策」としてコーチングも有名です。
盛り上げるだけの声出しではうんざりされている可能性があります。
こんな子…良く見かけます。もちろん悪いことではないですが。
パスを貰う声出しも大事になりますが、味方へのコーチングを心がけてみてください。後ろを向いてパスを受ける味方には「フリーだよ!」「後ろから来てるよ!」「逆サイド今開いてる!」等の明確なコーチングを大声でしてあげましょう。
声を出している子はやはり目立つそうです。
そんな子の場合、ボールを持った際に普通にプレー出来れば、特別良いプレーをしなくても評価が高くなるそうです。
逆に、良い声出しをしている子がボールを持った際にミスをすると普通以上に「あれっ?」となるらしいのでご注意ください。
ちょっと嫌なお話
最後にちょっと嫌なお話を少し。
1次セレクション・2次セレクションにいなかったのに3次セレクションだけ来て合格する子がいます。
この子達は内定組です。
そうなんです…
セレクションを行う前にある程度の合格者は決まっていることが多いです。
私もこれは息子の内定をもらったあとに知りました。
本当に欲しい子は普段から耳に入るし練習会で目につく
あまり聞きたくなかった情報です…。
5年生からの普段の大会での試合や練習会が大事
コーチ陣はセレクション対策に頭を抱えています。どうやら対策を元にその日限りの対策プレーをする子達が増えてきているようです。ですので、強豪チーム等では普段の練習試合や大会などを通して情報交換しています。気になる選手にはなるべく早めに目を付けています。合否とは関係ないと思わせている練習会も大事です。セレクションよりも子供たちが普段に近いプレーをするのでスカウトの場としても利用しているようです。うちの息子も練習会でスカウトしていただきセレクションは免除になったパターンです。
息子の場合は中学に上がるタイミングで東京から埼玉に引っ越したため、全てお断りしましたが、6年生に上がってから練習試合や大会の後にお声かけをいただいたことが何度かありました。
チームにより大きく変わると思いますが、強豪チームの場合は普通にセレクションを一次セレクションから受けて受かる可能性は3%くらいと聞いたことがあります…。なるほど納得ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
個人的には総合して考えると「余裕を持ってプレー出来る子が受かるんだろうなぁ」と思いました。
余裕を持ってプレーするにはそれまでにしっかりと練習して自信を持ってセレクションに臨まないといけませんので当たり前な答えですが大切な事だと思います。余裕を持ってプレーする上で、色々とご紹介させて頂いた内容がお役に立てればと思います。
- セレクションの種類
- 1番大事なこと
- 受かるためのポイント
- 実際にコーチ達から聞いた言葉
- おすすめポイント
- ちょっと嫌なお話